みちくさ部9.23 ベトナム&東欧みちくさ

みちくさ部長・清右衛門です。
たからの庭の植物を、ひとつずつ手にとりながらよもやま話をするワークショップなのですが、雨という弱点があります。
雨の庭も素敵なのですが、やはり安全上、雨の場合は延期にしています。
ところがこの日は「雨は、午後には上がる」という部長の予想を覆して、土砂降り・・・

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気を取り直して、今年訪れたばかりのベトナム&東ヨーロッパの植物についてお話することにしました。
そして、土砂降りだけど、ほぼ満席状態!!!

ありがとうございます! 
ということで、2時間に渡って休憩をはさみながらお話をいたしました。

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(※あまりに夢中になって喋ったため、その時の写真がありませんでした・・・午前中の外伝の写真で代用させていただきます)


9月上旬にベトナム北部の港湾都市・ハイフォンというところに行ってきました。
大気汚染と街路樹や公園、工場の緑の関係や、ハイフォン市のみなさんがどんな風に植物と接しているかという調査です。

都市部はとにかくバイクの嵐、日本のように整然と走るのではなく、自由に動き回っています。最初はびっくりしますが、慣れるとどこでも横断できるようになってきました。
道路の両脇にはホウオウボクというマメ科の樹木を中心に、立派な街路樹がありました。
とにかく暑さの厳しいベトナム。木陰をきちんと作ろうという強い意志を感じました。

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あとは、古来から中国の影響を強く受けている国なので、盆栽も盛んです。本屋さんではたくさんの盆栽の本が売っていました。渋い!と思って見ているとなんとこれなどはハワイなどにもよくあるブーゲンビレア!

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ハイフォン市民、盆栽好き。
大小さまざまな盆栽がかなり大多数のおうちに並んでいました。

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郊外に出ると、日本にとても近い田園風景。
ベトナムに親近感を覚える日本人はとても多いですが、このへんが影響しているのかもしれません。

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郊外にて、ハマユウ(ヒガンバナ科)。日本にもありますが海岸の植物。旅先でばったりの不思議。

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こちらはガジュマルの仲間です。水中から針のような気根(呼吸のための根)を出しています。

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と、この調子でベトナムでのみちくさの様子や、かの地での植物事情などをお話しました。
続いて、休憩を挟んで6月に訪れたハンガリー、クロアチア、スロベニアの東欧歴訪のお話を!これも非常に長くなるので、快速運転で写真をご覧いただきました。

日本の東北地方~北海道くらいの気候なので花の色が鮮やかで、時期的にも花が多く、お花畑が随所に広がっていました。

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ひときわ印象深い紫は、サルビア・プラテンシス。お馴染み赤いサルビア(サルビア・スプレンデンス)よりも大きくて、ヨーロッパではもっとも一般的なサルビアです。

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風景は、概ねなだらかで草原、草原、森、草原というように穏やかに流れていきます。ときどきはユーゴ内戦の爪痕を垣間見ることもあります。みちくさは植物だけでなくいろんなことに目を凝らし、耳を澄ますことだと思っています。少なくとも、みちくさをする人が戦争をしたり殺し合ったりしないので、もっとみちくさを食うひとを増やしたい!と、秘かに決意したのでした。

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ときどき、和菓子をいただきながらお話していた海外みちくさの話ですが、図らずもまとめてお話することができました。ご清聴に感謝です。
最後にちょっとだけ、雨が弱くなったので傘をさしてみちくさをしました。
シュウカイドウやタマアジサイ、ヤブタデなど晩夏から初秋の花を、少しだけ。
しょっちゅうはできないのですけれども、雨のなかの植物はみずみずしいのでなかなかに風情があり、よいものでした。

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※当日ご参加のKeiさんご提供

次回のみちくさ部は、10月6日(土)です。
http://takaranoniwa.com/program/workshop/post-17.html
たくさんのご参加、心よりお待ちしております。