たからの庭のお月見

120929a.jpg

中秋の名月。旧暦八月十五日の月をいいます。
たからの庭では、一日早く、9/29(土曜)にお月見の会をやりました。
日本人のDNAに刷り込まれているお月見の風景ですよね。

120929b.jpg

今回は、和ごころ伝承協会さんにお手伝いいただいて、
昔ながらのお月見のしつらえをつくっていただきました。
すすきや秋の野の草花を活け、果物などの収穫物と15個のおだんごを供えます。

お供えや飾り物をする時は、植物など自然のものが左。
お団子などの作られたものが右に来るように並べるのだそうです。
自然界にあるものの方が、人工物よりも地位が高いということを示しているのだそうです。
今回はお月様に対するお供えなので、部屋の中から見ると左右が逆になっているという話に「なるほど〜」。日本人、すごいな。


120929c.jpg

もちろん、日本酒も忘れちゃいけません。
いつもの通り、save sake projectさんにご協力をいただき、
秋に飲み頃となる「ひやおろし」を2種、そろえていただきました。
右は、月にちなんで京都の「月の桂 琥珀光」。左は、被災地・福島から「末廣 原酒」。


120929d.jpg

まずはホールで、かわいじゅんこ先生に「旧暦」や「お月見」のお話をうかがいます。
メモをとりながら、熱心に聞いてくださる方も何人か。
ちょうど公開中の映画『天地明察』にもあるように、
昔の人は天体の動きが時を知る唯一のよすがだったのですよね。
満月という日、それも特別に明るく輝く秋の月は、
畏敬の対象であったろうと想像できます。


120929f.jpg

お話が一段落したところで、お待ちかねの日本酒タイム。
まずは口当たりさわやか、飲みやすい純米吟醸ひやおろし「月の桂」から。
今回は、特別にお盃を用意していただきました。
いつもより、お酒の香りがふわーっとお部屋に広がってきました。
いいですねー。


120929g.jpg

昔の人は、杯に月を映して、きゅっと飲み干して
「月を飲む」ことをしていたらしいです。
風流ですよね。


120929m.jpg

今回はお月見スペシャル・メニュー!
むしり鶏の梅肉和え、まぐろのカルパッチョ、白ずいきの酢みそ和え、四角豆の生ハム巻き、まいたけご飯、それからそれから・・
忘れちゃいけない。芋名月にちなんでの、サトイモの煮付け。
センターにあるのは、赤い満月のイメージで、ミニトマトのくずあんかけです。


120929n.jpg

このお料理は、
和ごころ伝承協会さんが担当してくださいました。
お茶、着付け、礼法などの先生方が集まって、和のこころを後世に伝える活動をしています。
召し上がる前に、お月見のお料理について話していただきました。


120929p.jpg

お食事後、お月見のしつらえについてもお話をうかがいました。
今まで「なんとなく」やってきたことに、いろんな意味があると教えていただき
日本人の知恵の深さに驚かされます。
和ごころさんは、たからの庭でも月1回、年中行事講座を開催しています。
次回は、10/21(日)「十三夜に思いを寄せて ~おもてなしのお抹茶体験」
ご興味ある方はぜひ!


120929q.jpg

今日は曇っていて、月はどうかな?と心配しましたが、
薄いベールの向こうにキレイな光が。
十五夜の一日前の十四夜の月が輝いていました。


120929r.jpg

月を愛でて、お月見団子をみたらしあんかけにしたものをいただいて、
お月見完了!
とっても盛りだくさん、いろんな刺激もいただいて、
素晴らしい夜になりました。
ご参加の皆さん、どうもありがとう!


120929s.jpg

こちらは・・オマケで。

突然、井戸の裏手に出現した巨大キノコ「オニフスベ」。
ドッチボールぐらいの大きさがあるんですよ。

たからの庭の闇に浮かんだ名月?ということで、一緒に鑑賞していただきました(笑)