12.21みちくさ部は、クリスマスを巡る冒険!

みちくさ部長・清右衛門です。

12月のみちくさ部はクリスマス特集!
みなさんが集まったところで、今日もスタートです。
まずはずずいと、浄智寺谷戸を下り、浄智寺さんの門前までやってきます。
今日のテーマに欠かせない木が、浄智寺さんの境内の尾根のてっぺんに生えています。
そう、モミです。
あまりに遠いので双眼鏡を使います。

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拡大するとこんな感じ・・・
辛うじて枝が斜めに尖るように出る形が見えます・・か?
以外と知られていない事実ですが、鎌倉には自生のモミがけっこう生えています。ただ、みんな尾根のてっぺんにあるので、間近で見られる場所はあまりありません。


風に常に晒されるので、クリスマスツリーのような鋭い円錐形にはなりません。鎌倉の自然の厳しい面を見せてくれます。

そのあとは坂を上りながら、針葉樹の話をあれこれと、ミクロな植物談義。
たとえば、A4用紙1枚ほどの空間で棲み分けるコケ植物の不思議についてなどなど。

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まだまだ紅葉もきれいです。
浄智寺谷戸のような谷間では紫外線の入り方がさまざまで、よりいっそう複雑な色合いの紅葉を楽しむことができます。
クロロフィルの緑、カロテンの黄色、タンニンの褐色、そしてアントシアニンの赤。葉の作り出す色素の配合でさまざまな色合いが生まれます。

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たからの庭に戻ったら、すっかり冬支度をした崖の植物の観察。
あんなに大きな葉っぱだったケイワタバコが煙のように消えて、ぎゅっと縮こまった冬芽を作っています。

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「これで、ケイワタバコの一年を追いかけちゃったわ」とは常連さんのOさんのお言葉。
花の盛りは一瞬だけれど、花のない季節もずっと見ると、さらに愛着が湧くものです。

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和室にもどったら、部長渾身(?)のワイルドリースが!
蔓とモミの枝はもらいものですが、あとはたからの庭の素材だけで構成しました。
こうしてみると、その場所「らしい」クリスマスになりますよね。
このあと、リースはご近所のカフェにお嫁入りしました。
北鎌倉にお越しの際はさがしてみてください!

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今日の末さんのおやつは、リンゴのクランブルマドレーヌ!
粉砂糖を降ってホワイトクリスマスの気分。
さっくりおいしくいただきました。

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お茶とおやつを楽しみながら、クリスマスにまつわる植物の話をあれこれ。
聖書を読んでみると、実は冬であるという描写はぜんぜんなくて
後世、キリスト教がヨーロッパに伝わったおりに、冬至の祭りと合わさったものです。
というわけで、日本には日本なりの、鎌倉には鎌倉なりのクリスマスがあっていいんですね。
クリスマスの新たな側面をご覧いただけたら幸いです。

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次回のみちくさ部は、1月26日(日)旧暦ならまだ間に合う七草のおはなしを! 
どうぞふるってお越し下さい!
http://takaranoniwa.com/program/workshop/michikusa.html

写真の一部は、みちくさ部員・お桂さん、夏子さんにご提供いただきました。
ありがとうございます!