2.23 みちくさ部は、雪景色のなかで樹木について深く

みちくさ部長・清右衛門です。

2月のみちくさ部は、部長が樹木医になった記念で、
樹木特集をしました。
折しも鎌倉は40年に一度の大雪に見舞われ、たからの庭も雪国みたいな風景に。
忘れられない年になりそうですね。

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樹木を見るなら、ということで、
境内に大きな木たくさんがある浄智寺さんの山門に集合!
最新式のニセiPad(※ホワイトボード)片手にスタートします。

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山門には、大きなケヤキやシラカシがあり
まずはそのお話を。
木の表面って実は高性能の防水機能があるってご存知でした?
根から吸い上げた水を漏らさず葉まで届けるためです。
写真はケヤキの樹形。細かに分かれる枝ぶりが特徴です。

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山門をくぐり、鐘楼を過ぎると、雄大なビャクシンの古木があります。
これが見たくて、浄智寺さんにお邪魔したのです♪
材木に含まれる精油によって腐りにくく、
枯れた部分と生きている部分が幽玄な景色を見せています。

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ここはきちんとご本尊・釈迦三尊像にお参りを。
(もちろん、写真はありません)
鎌倉時代に特徴的な「法衣垂下」ですよーなんて、
覚園寺さんでいつも伺っているのを受け売りします。

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さらに進むと、悠仁親王のお印になっているコウヤマキが!
一度折れたところからたくましく再生しています。
この垂直の立ち上がりには、
オーキシンという植物ホルモンが作用しています。

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あたりにはソシンロウバイの芳しい香りが!
遠くまで届くロウバイに、鼻を近づけると香るウメ。
どちらも捨て難い、春の香りです。

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ウメの木には、「サルノコシカケ」が。
コフキタケなど、材木に生えるキノコの総称です。
生きているウメですが、材木のなかに住んでいる菌がキノコを開いています。
食べられるキノコと違って多年生で、
何年も枯れずに胞子を飛ばし続けます。触ってみると、固い!

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たからの庭に戻ると、まだまだ雪景色!
まるで雪山登山してるみたいです... 

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でも!登った先には「世界一の椿」が鮮やかに咲いていました。
今年は気温が低いので、ゆっくりと整った開き方をしています。

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足元を見ると、雪の間からヤマネコノメソウやふきのとうが。
草の話はしないと誓ったのに、やはり無理でした(笑)

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すっかり冷えてしまったので、和室でおやつタイム!
今回のスエさんのおやつは、
「残雪レアチーズケーキ春梅ソースがけ」でした。

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ざくざくすくって盛りつけたようすはまさに残雪!
雪見障子を開けて、雪を見ながらいただきます。

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なかなか寒い日でしたが、
木の雄大さや春の訪れが感じられるみちくさでしたね!


次回は、3月30日(日)「きらめく早春の花々」というテーマで、
いよいよ咲き始めた春の花に注目してお送りします。
ヤマネコノメソウやワサビ、キランソウなどまだ少しくすんだ景色のなかで輝く花々を愛でにぜひお越し下さい!
http://takaranoniwa.com/program/workshop/michikusa.html

※今回の写真の一部は、みちくさ部員・さかいさんにご提供いただきました!多謝!