5.17みちくさ部は、下を向いて歩こう

小満。
上がり続ける気温と少々の雨に、精気満ちる鎌倉の谷戸です。
緑がだんだん濃くなって、ついこないだまでは見分けられた山の木も
どれももさもさとして、見分けがつかなくなっていきます。

ふと、足元を見ると真っ白な花がばらばらと一面に散らばっています。
ブランコのまわりです。

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これはエゴノキの花。実はこれまで木があるのは知っていても、
花にお目にかからずにいたのでした。
みちくさ部4年目になるというのに、いまだに庭で発見があります。
嬉しいことです。

せっかくいい落とし物を見つけたので、
表のテーマは「小満に風薫る」でしたが、
裏テーマを「下を向いて歩こう」にしました。

視点を変えること。これがみちくさの一つの肝なものですから。
今日もお集まりいただいた愉快な部員さんたちと、
まずは、濃厚ユキノシタを見にハイキングコースまで繰り出します。

すると、またしても落とし物が!
これも今まで気がつかなかったお花。
ジャケツイバラです。つる性のマメ科植物で、
鋭いトゲは「いばら」の名に恥じないそうです。
残念ながら、高いところにあるので見上げるだけです。

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坂を上ると、濃厚なユキノシタが現れます。
毎年見ていますが、やっぱりいいものです。
くっきりした鬼太鼓みたいな模様に、紫がかった葉が美しいのです。
栽培して売り出したら名物になるんじゃないかしらと思うほど。

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このかわいこちゃんには、皆さん激写タイムでした。
ピントが合いにくいのが玉に瑕です。

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ユキノシタは、走出枝というつるのようなものを
四方に出して無性繁殖していきますから、近くにあるものは
クローンだと思われます。湿気さえあればものすごい繁殖力です。

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ちゃんと走出枝の写真も撮影です。
下ばかり見ていると面白いものもあります。
アマチャヅルです。アマチャと同じで葉に甘味成分があるので、
お茶にしたりしますが、生で食べると絶妙に苦甘い...

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さらにもう一つ落とし物は、ハンショウヅルです。
すっかりばらけて見る陰もないですが、
もとはこんなにかわいいクレマチスの仲間です。
みなさんは、ぷよぷよした触感に夢中でした。

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庭に戻ると、庭のユキノシタもチェック。
ちょっと花は細身で、模様もすくなく淡白です。
わずかな距離でこの違い。自然の精巧さに息をのむ瞬間です。

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本日のスエさんのおやつは、キウイの牛乳寒天。
鮮やかな緑にぴったりです。
お茶はいくらでも増えるミントを摘んできたので、
爽やかなミントティーにしました。

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自然は奥ゆかしいというか、やはり思う以上に複雑で、
一息にいろんなことを見せてはくれません。
この日はそんな発見に満ちた一日でした。

次回みちくさ部は、6/21(日)です。
ケイワタバコに染まる一日をご一緒に是非!
http://takaranoniwa.com/program/workshop/michikusa.html