7.19みちくさ部は、小さな花を巡る旅

みちくさ部長・清右衛門です。
夏です。容赦なく照り付ける日射しに、どこまでも青い空。
たからの庭では実はハイビスカスの仲間のムクゲが咲き誇っています。

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幸い、たからの庭界隈は木陰が多いので、
けっこう涼しく過ごすことができます。
植物が常に行っている「蒸散」体内の水分を常に空気中に
放出することで熱が奪われ気温が下がるのです。

同じような現象で「出水」というのがあります。
活発に植物が水を吸うのに、
さまざまな理由で気孔が閉じている時に起こります。
余った水は、葉のギザギザの先端にある「水孔」から出てきます。
ときどき、葉の縁に水玉が並んでいるのはこのためです。


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この葉はダイコンソウ。大根の葉に葉が似ています。
お花はこんな感じ。イチゴにわりと近いバラ科の植物です。

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しっとりした植物を観察したら、坂をぐぐっと下り、
浄智寺さんの前まで行きます。
ここではウバユリがぎりぎり咲いてくれていました。
このところ数が減っているので大事にしたいところです。

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近くでは、タマアジサイがだんだん膨らんでいました。
名前の通りつぼみがころころとしたかわいらしい玉になっています。
来月の開花が楽しみです。

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よく見ると、アオバハゴロモの幼虫がついています。
指でさわろうとすると、器用に避けるかわいいやつですが、
ストローのような口で植物の体液を吸ってしまう害虫です。

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道々たくさん咲いていたのは、ヤブミョウガの花です。
たくさん増えるので嫌われることもありますが、
清楚な白い花をたくさんつけます。果実も真珠のよう。
花期も長いので、花の少ない夏の貴重な彩りです。

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庭の入口には、虫眼鏡でないと分からないような小さな花が咲いています。
ハエドクソウです。名前の通り有毒で、かつてはトイレの中に入れると
虫が湧かないため重宝されたそうです。
純和風な顔をしていますが、東アジアや北米にも分布する国際派です。

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小さい花と言えば、ミツバの花も密かに人気です。
だいたい花が咲く前に食べちゃいますからね...

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最後のハイライトは、去年だか一昨年に友人にもらったフウラン。
自宅では置き場がないので、たからの庭の梅の木に括り付けていましたら、
今年は花が咲いてくれました。気がつかなかった!
ハチかアブの口が入るよう、ストローのような部分があります。
歩き回って汗が吹き出しているところに一服の清涼感!
こういう発見は嬉しいですね。

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和室に戻って、スエさんのおやつは「青豆とスイカ入りの牛乳寒」です。
あわあわとした味わいにスイカの甘みと豆の甘みが加わって繊細なお味。
ひんやりして一息つきました。
お茶はいつもの豆ヨガ茶に、和ハッカ茶を一掴み。
すっと暑さが引いていきます。来月も出そうかな!

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次回、8/23(日)のみちくさ部はタマアジサイが見ごろになるので、
「タマアジサイ咲く処暑」と題してタマアジサイを初めとして
夏を満喫する植物観察でお送りします!

http://takaranoniwa.com/program/workshop/michikusa.html