8.23みちくさ部は。透き通る、タマアジサイ

みちくさ部長・清右衛門です。
観測史上初!を連発した今年の夏も気がつけば立秋を過ぎて処暑。
もう暑さもここまでだよという暦の通り、それなりに暑いものの、浄智寺谷戸には秋の風が吹き渡ります。

今回のテーマはタマアジサイですが...
まずはサバイバル術が大事!とばかりに、庭を出てイラクサを見せる部長でありました。

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こいつのトゲに刺されると2時間は痛いので、
知っておいて損のない鎌倉歩きの豆知識でした。
うっかりシソと間違えないように気をつけましょう...

調子にのって駐車場のクリの話など。
イガをバラしてみると、クリのイガって枝分かれしているんです!
実はこないだまで知りませんでした...
分解して遊ぶといつでも新しい発見がありますね。

さあ、脱線はほどほどにして主役のタマアジサイもちゃんと見ます。
かわいらしい玉のようなつぼみから、花が終って実ができているものまで
幅広く見ることができるのは、花期が長いお陰です。
例年激しくなるアジサイ渋滞を避けて、タマアジサイの時期こそ鎌倉へ!

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この日は谷の奥から指す光に、タマアジサイの淡い紫が映えて、
この世のものとは思えない美しさ。
(写真で表現し切れなくて口惜しい!)

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今年はいろんな花が早く咲いてしまうので、
もし終わってしまったらどうしようと気を揉んでいましたが、
タマアジサイについては杞憂でしたね。まだまだ咲いてくれそうです。

と、アジサイから目を転じると崖につぶつぶの不思議物体が...
これ、じつはヤマノイモの花なのでした。
ということはこの下に自然薯が埋まってるということ。
大きく育てて、そのうちとろろ飯にしていただきたい!?
夢が膨らみます。

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庭に戻ると、なにやら怪しげな円盤が...
(去年はサッカーボール大のキノコが生えたものです)
これはサルノコシカケ類のきのこ、たぶんコフキタケ。
知らないうちに、昔の桜の切り株に育っていました。
朽ち木を糧に育っていきます。どこまで大きくなるか楽しみです!

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斜面では、シュウカイドウが花ざかり。
雄花と雌花の違いのお話をしました。

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そして、すっかり花も終わってかわいい「波平さん」がたくさんできたヤブミョウガも見どころ。
緑から白、白からブルーグレーに変わってまるで真珠のような美しさです。

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しかも折よく本家ミョウガの花も咲いていました。
こちらもとても綺麗です。
ツユクサ科のヤブミョウガ、ショウガ科のミョウガ。
名前はそっくりですが花をみると全然違いますね!

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もうひとつ蔓植物。カラスウリです。蔓には虫コブがついていて
割るとなかからタマバエの幼虫が出てきます...
「カラスウリツルフクレフシ」という名前がついています。
花はなく蕾ですが、これを何人かの方にお土産にしました。ふふふ

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さあ、お待ちかねのすえさんのおやつは、「タマアジサイ風巨峰のゼリー」でした。確かに色といいかたちといいタマアジサイの蕾みたい...
お味はまだまだ暑いこの日にぴったりの涼やかな甘さでした。

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ちなみに、お土産になったカラスウリの花は、17時ごろ無事に開いたそうです。
そう、カラスウリのお花は夜行性です。夜の散歩に探してみて下さいね!

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※ 写真はみちくさ部員Tさんにご提供いただきました!多謝!


次回は9月27日(日)に、「秋分、香り立つ秋」と題して、
秋本番の植物を巡ってみちくさします。ふるってお越し下さい!
http://takaranoniwa.com/program/workshop/michikusa.html