8.21 みちくさ部は隠れたスター・タマアジサイで夕涼み

みちくさ部長・清右衛門です。
季節は、処暑。立秋を迎えはしましたが、秋とは名ばかりの
強烈な残暑... けれども最後の暑さというのが処暑の意味です。

例年、立秋ごろ咲き始め処暑にピークを迎えるのが、
今回の主役・タマアジサイです。

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いつも主役に辿り着く前に、すっかり「みちくさ」して、
うっかり忘れそうになるみちくさ部ですが、今回はしょっぱなから
じっくりとタマアジサイ観察です。


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一見して気付くのは、「満開」ではないこと。
つぼみもあれば、咲き始めもあれば、咲き終わりもある。
よく植えられているアジサイとはどうもようすが違います。

野生のタマアジサイは一気に咲かずに長い時間かけて咲き続けます。
これによって、近くにある株同士で確実に花粉を交換できるように
工夫しているのではないかと思われます。

もしぱっと全部が咲いて、ぱっと終わってしまい、
しかも株ごとに咲くのがずれてしまっては自家受粉だけになってしまいます。
より個性豊かな群れになるためには、それではまずいので、
少しずつ時期をずらして長く咲くという作戦をとっているようです。

咲いていく順番に見てみましょう!


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名前の由来となった「玉」になったつぼみです。


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玉がほころんで、さらに小さなつぼみが現れます。
鮮やかな藤色が魅力的です。


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やがて、玉全体がほころんで小さなつぼみが展開します。


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つぼみが展開しきるといちばん外側に装飾花が目立ち出し、
徐々に普通花が開花します。


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普通花が咲き進み、終わった花から果実になっていきます。


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果実が多くなる頃、色は藤色から白くなっていきます。

こんな風に、時系列の変化を同時に観察することができます。
見応えとしては園芸品種に劣りますが、
咲き進んで行くわくわく感は得難いものがあります。

そのあとは、コクサギのへんてこな実を見たり、

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ヒメチドメをしゃがみ込んで眺めたり、

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ゾウムシの仲間、チョッキリに産卵されて切り落とされた
コナラのどんぐりを分解したりしました。

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そして、蒸し暑さにみなさんの疲労がピークに達した頃...
密かに冷やしておいた、


スイカの登場です!!
お茶は、部長宅で収穫したフレッシュレモングラスティー!

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いびつな切り方で、申し訳ないことです(汗)
とはいえ、乾いたノドに冷え冷えのスイカ。思わずみなさん笑顔です。

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スイカ割りこそしませんでしたが、暑さの締めくくり「処暑」の
ひととき、少しだけ夏休み気分を味わっていただけたら幸いです。

次回、みちくさ部は9月25日(日)、
テーマは「秋分に咲く、宝石たち」でお送りします。ぜひぜひお越し下さいませ。
http://takaranoniwa.com/program/workshop/michikusa.html

それから、みちくさ部長渾身のみちくさ本『散歩で出会うみちくさ入門』
絶賛発売中です! みちくさ部にお持ちいただくと、
大変地味なサインをいたします。ぜひお手にとってご覧くださいませ〜
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