1.鎌倉市山ノ内 字金宝山

 鎌倉時代の浄智寺は、今の円覚寺に匹敵するほどの規模があり、【たからの庭】の敷地もその境内の一部でした。浄智寺は室町時代まで隆盛を極めましたが、江戸時代に鎌倉が衰退し海沿いの寒村となるに従って、この一帯も次第に荒廃していったようです。

 大正時代末、高名なジャーナリスト関口泰(せきぐち・たい)氏が金宝山の谷戸に移り住んだのをきっかけに、戦前から戦後にかけて作家の卵や映画関係者、軍人たちが続々と居を構えました。一帯には、映画監督・小津安二郎氏や日本画家・小倉遊亀氏が暮らしたことでも知られています。

 昭和40年代にはいり、当地域が歴史的風土特別保存地区に指定されたこともあり、今や鎌倉でも貴重な、趣きある佇まいが守られた地域と言えるでしょう。

参考文献:関口 泰『金宝山浄智禅寺』(昭和16年)


*たからの庭までの道*

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(2010/01/19)

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