4.「たからの庭」として

 その後、久松さんのお子さんにあたるご夫妻が当地を継がれ、別荘として丁寧に維持されてきましたが、ご高齢のため数年前に浄智寺に借地をお返しになりました。

 これだけ敷地が広いと草刈りだけでも大変な労力ですし、住む人のいない古家はみるみる痛んでいきます。H21年6月、「鎌倉古民家バンク」の活動を知った浄智寺の朝比奈和尚が当地をご案内くださいました。草に埋もれ、床も抜け落ちた状態ではありましたが、なんとも不思議なパワーを感じる、魅力あふれる場所でした。

 そして、この家を再生し鎌倉の文化やアートの発信拠点として活用していきたいというわれわれの意図をご理解くださった浄智寺さまから、賃貸させていただくことになったのです。その時は、この地がこのように文化的な由縁がある土地だとは思いもよりませんでしたが、まさに見えない「ご縁」に導かれてのことだと感謝しています。


*平成21年6月の「たからの庭」*
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(2010/01/02)

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